STEP2 ワイヤーの製作

ルアーの中に通すワイヤーの曲げ方。

このページでは、ルアーの中芯の作り方を説明します。


用意するもの

ペンチ
ステンレスワイヤー(ステンレス針金)
カン玉
ヒートン (DIYショップ等に売っている大きなサイズのもの)

(画像、上右から時計回り )

                       


@ステンレスワイヤーを切る 


余裕を持って長めに、ステンレスワイヤーを切ります。
曲げたり、折り返したりすることを感がえると最低ルアーの長さの2倍以上は余裕を作っておくことが必要です。


Aアイの作リ方

タイイングアイ(ラインを結んだり、フックを付ける丸い部分)を作ります。
まず、DIYショップ等に売っている大き目のヒートン(写真参照)を用意します。

ヒートンにワイヤーを巻きつける感じで、アールに合わせてワイヤーを曲げ、写真のように根元をペンチで挟んで締めることで、ワイヤーがヒートンのアールに沿って変形し、きれいな円のタイイイングアイができあがります。

コツ!!
ヒートンの太さがそのままアイの内径となりますので、そのことを頭に入れてヒートンの太さを選ぶことでいろいろな大きさのアイが作れます。
又、円柱状の棒でも代用できますから、色々と試してみてください。

B センターアイを作る

Aの作り方が理解できたら、実際に中芯を製作してみましょう。

中芯のアイは、まずセンターアイ(ボディのおなかの部分のアイ)を作り、その後に両サイド(ラインを結ぶタイイングアイと、リヤフックを付けるリヤアイ)を製作する順序で曲げていくと失敗無く作ることができます。

センターアイの位置を決めたら、一度型にあててみて、センターからの距離を確認して両サイドのアイを製作します。

コツ!!
センターから両サイドへのワイヤーの長さは少々長めに 設定しておくと失敗が少なくなります。
長すぎたワイヤの調整法は、Cを参考にしてください。


C中芯を調節する。
 

中芯の形が出来上がったら、実際の型(ステップ1で作った型)に合わせてぴったり入るが確認します。
若干のズレは写真のようにアールを付けることで短く調節できます。
ラジオペンチで少しつづアールをつけながら、最終的に型にピッタリはまるように

調節します。
ワイヤーができあがったら、ワイヤーにスプリットシンカー(カミツブシ重り)を取りつけ、中芯のできあがり。

コツ!!
ウエイトの位置、重さは、製作する形によってバラバラですから、位置、重さを変えたワイヤーを用意し、複数のテストサンプルを作る事でベストな位置、重さを見つけ出します。通常のルアー製作と違い、ルアーキャストは、わずか15分で製作可能なので、色々なバランスのサンプルを簡単に製作することができ、短時間でベストなバランスを見つけることができます。



D大量生産するには・・。

 1〜4で中芯のベストな形が見つかれば、写真のようなワイヤー製作型を作ることをオススメします。

写真は、私が使っているモノ。
ピンにワイヤーをかけながら曲げていくと正確な中芯が複数簡単に製作できます。

 

©H.MIYOSHI2002
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