STEP1耐熱シリコンで型を製作する
大量生産目的や、ソルト用メタルJIG等の大量の鉛使用する場合の鋳造型の製作には、より耐熱性能に優れた「耐熱シリコン」を使用します。
原型(マスター)を削り出し、それを元に鋳造型を製作します。
型の作り方については、シリコン型の製作は、基本編の型の製作を参考に行ってください。
補足:鋳造目的の型製作での注意点
●必ず、注ぎ口は、最上部。エアー抜きの穴は最後部に配置します。
=鉛の型は、注ぎ口とエアー抜き穴の配置が悪いとうまく成型できない事があります。注ぎ口(鉛を注入する口)は、最上部。エアーー抜き穴は、鉛が流れ込む範囲の最後部(ワームキーパーの後ろ側)に配置するとスムーズに鉛が流れこみ精度の高い成型が可能です。
●鉛の鋳造用型は、エアー抜きの穴を注ぎ口と同じ方向に必ず開けます。
=溶解した鉛は、粘度が低いためエアー抜きの穴を注ぎ口(上方)に開けてないとその穴から固まる前に流れ出てしまいます。
ワンポイントアドバイス
耐熱シリコンは、通常のシリコン2001に比べ若干粘度が高くなっています。型を作るときは、泡の入らないように注意してください。
おまけ:耐熱シリコンの特性について
耐熱シリコンは、 通常のシリコン2001に比べ耐久性と耐熱性を高めてある点が特徴です。
鋳造するマスター(原型)の体積が大きいメタルJIG等の鋳造や、1個の型からより多くの製品を作ることに優れています。
型の製作
オリジナルのマスター型を削り出します。
マスター型は、樹脂や、木材を使って製作し、表面の目止め(コーテイング)を行ない精度の高いものを製作する事が大切です。
今回は、来画メタルのマスターモデル(スターターキットの付属のマスター)を使い型を製作します。
備考
セットに付属しているマスターは、白色です。写真のマスター型は見やすいように茶色に着色してあります。
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