シリコ−ン鋳造法 作品製作
ライガシルバーを使った 指輪の製作(鋳造法)
ここでは、シリコン型を使った指輪の製作(鋳造)工程を解説します。
用意するもの
●ライガシルバー6PC
●シリコン2面型
●締金具
●表面処理剤
●コンロ
●オタマ
●ヤスリ
●金属表面研磨剤





 

 

STEP1
表面処理剤の塗布

シリコン型を用意します。
シリコン型の表面に水分が無いか確認します。

需要:水分が付着した型は、鋳造時に水蒸気爆発を起こす可能性があり、大変危険です。水分が付着していない事を十分確認して作業を進めてください。

シリコン型の表面に「表面処理剤」を筆を使い薄く塗布します。
(2面共に塗布します。)

注意:表面処理剤は、型の表面に極薄く塗布されていれば効果を発揮します。
筆で薄く塗布すればOKです。

撒布が完了しましたら、型を2面あわせて、締金具で固定し、型の準備完了です。
STEP2
コンロを用意し、ライガシルバー6PCを溶解する。

型の準備が完了したら、次にライガシルバーを溶解します。

まず、コンロを用意し、火を付けます。
次に、オタマにライガシルバーを入れ、火に掛け加熱します。
注意:オタマが濡れていたら乾いた状態まで必ず加熱する事

約400度まで温度が上昇するとライガシルバーは溶解します。
ライガシルバーが溶解したら、素早く次のステップに移ります。

STEP3
型にライガシルバーを流し込む。

ライガシルバーが溶解したら、それ以上無駄に加熱せず、素早く鋳造作業に移ります。

締金具に固定されたシリコン型に慎重にライガシルバーを流し込みます。

流し込む目安は、写真を参照してください。

流し込みが完了したら十分冷えるまでそのままの状態で冷却します。

注意:溶解した金属は、400度以上になっており大変危険です。
鋳造作業中は必ず皮手袋等の防具を付けて行なってください。
STEP4
型から取り外す

鋳造が完了し、十分冷却したら、締金具がらシリコ−ン型を取り出し、2面型を分離して中から鋳造された指輪を取り出します。

注意:一度溶解した金属は、十分冷却時間を置かないと、火傷の危険性があり危険です。取り出すときは、必ず皮手袋等の防具を付けて行なってください。
STEP5
バリ取り
鋳造した指輪を取り出したら、十分冷えている事を確認して、バリ取り作業に移ります。注入口、エアー抜き穴の部分に余分なバリが出ますから、この部分をニッパー等でカットして、指輪部分だけにします。
STEP6
完成

バリを取ったら、ヤスリの荒め、中目、紙やすりと段々目を細かくしながら磨き上げていきます。そして最後に金属表面研磨剤等で艶を出したら作品の完成です。